世界エイズデー

12月1日は「世界エイズデー」
レッドリボンはもともとヨーロッパに古くから伝承される風習の一つで、
病気や事故で人生をまっとうできなかった人々への追悼の気持ちを表すものでした。
この“レッドリボン”がエイズのために使われ始めたのは、
アメリカでHIV/AIDSが社会的な問題となってきた1980年代の終わり頃でした。
このころ、演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーティスト達にもエイズが広がり、
エイズに倒れて死んでいくアーティスト達が増えてきました。
そうした仲間達にたいする追悼の気持ちとHIV/AIDSに苦しむ人々への
理解と支援の意志を示すために「レッドリボン」をシンボルにした運動が始まりました。
この運動は、その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、
UNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。
レッドリボンは「エイズへの偏見を持たない」というメッセージであり、
HIV感染者/AIDS患者への支援と理解のシンボルになっています。
日本ではまだ知名度が低く、アメリカやヨーロッパなどで、よく知られていますが、
今後アジアの国々にも広めていくことが課題です。
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